「玉掛け」はクレーンに荷物を吊り下げるという単純な作業ですが、荷物が大きいだけに安全への配慮が必要不可欠です。
今回は玉掛け作業を行うにあたっての注意点を解説していきますので、安全管理のためにお役立てください。
▼玉掛けの注意点
玉掛け作業の注意点として、特に気を付けたいのは以下のような内容です。
■ワイヤーロープは毎回必ずチェックする
玉掛けを行う道具として最も重要なのが「ロープ」です。
荷物を吊り下げる際は、ロープが全ての重さを支え、荷物を固定します。
実は、玉掛け作業中に起きる事故の多くはロープの劣化や使用ミスによるものです。
作業中にロープが切れたり外れたりしないためにも、玉掛け作業を行う前には毎回必ずロープをチェックしてください。
■塩害対策をしよう
玉掛けは屋外で行う作業ですので、海沿いでは塩害の影響を強く受けます。
塩水がロープや荷物にかからないようにするのはもちろん、ロープもメッキ素材を使うなどの対策が必要です。
■声かけをしっかりと
玉掛けは、複数人のスタッフが連携して作業を行います。
この時、全員が状況を確認できるように声かけを忘れないようにしましょう。
「吊り荷〇〇kg・重心位置ヨシ」「ロープ点検ヨシ」など、目視でわかる内容でも大きな声を出して確認し、安全確保を行ってください。
▼まとめ
玉掛けには、安全を確保するためのいろいろな注意点があります。
ロープなどの用具の確認だけでなく、声かけで周囲との連携を図り、事故なく作業を進めていきましょう。
こうした技術を身につけるには、クレーンを扱う会社に入社後に技能講習を受ければ習得可能です。
杉本電気有限会社でも玉掛けやクレーンの資格は社内で取得していただけますので、
未経験でもまずはエントリーしてください。
新幹線の架線工事に興味がある方も、ぜひ奮ってご応募くださいね。