鉄道電気設備の保守点検について解説
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2023/01/03
コラム
鉄道電気設備会社では定期的に車両や設備・機器を動かす上で必要な電気やその供給を行う変電所の保守・点検を行っています。
その他にも、線路上の電線や電車線点検などで人々の安全を支えていることをご存じでしょうか。
そこで今回の記事では、鉄道電気設備の保守点検について解説します。
▼鉄道電気設備の保守点検について
■架線の点検
架線などを保守・点検し、古くなった電線は張り替える作業を行なっております。
JR東日本では以前は1年に1回夜間に電力係員が高所作業車に乗って、架線設備を近接目視する検査を行っておりました。
しかし、架線設備と一言で言ってもさまざまなパーツからなっているので目視点検だけでチェックするのはきついですよね。
そこで同社は電気・軌道用点検車両の屋根にカメラを搭載し、画像から配線や金具の状態を確認する「架線設備モニタリングシステム」導入しました。
■信号設備点検
踏切保安設備や信号保安設備(信号機・転てつ機など)が問題なく作動するかの点検やメンテナンス、信号制御回路の点検を行います。
また、駅構内の照明がきちんと点灯するかを点検します。
■発電変電設備の点検
電力会社から受けた電気を変成・供給する変電所の保守点検や電線路構造物などの電力設備の保守点検も行います。
安全に電気が送られているか点検・メンテナンスを行います。
▼まとめ
電気設備工事業は架線の点検・信号設備の点検・発電変電設備の点検を行い、日夜鉄道の安全安定走行を支えています。
杉本電気有限会社でも電車電線や電柱の保守・点検等高所で作業を行う事もあります。
資格取得にはサポート制度もありますので、ぜひご検討ください。