移動式クレーンで玉掛けを行う際に、手による合図を使うことがあります。
今回は、手で行う玉掛けの合図について見ていきましょう。
▼手で行う玉掛けの合図の代表例
玉掛けの際、手で行う合図には多数の種類があります。
そこで、主な合図をまとめました。
■場所に関する合図
移動式クレーンはその名の通り、場所を移動して使うため、場所に関する合図は欠かせません。
場所に関する合図としてよく使われるのは、主に2つです。
・呼び出し 片手を高く上げる
・位置の指示 指でクレーンの位置を示す
■巻きに関する合図
玉掛けとは、クレーンのフックに荷物を引っかけたり外したりする作業のことです。
したがって、クレーンのワイヤーの巻きに関する合図を失敗すると、大きな事故につながります。
そんな巻きに関する合図は、以下の通りです。
・巻き上げ 片手を頭の横に上げ、円を描くように動かす
・巻き下げ 腕を前にまっすぐに伸ばし、手のひらを下にして下へ動かす
■停止に関する合図
クレーンを操作している担当者に止めるように指示するには、以下のような合図を行います。
・停止 手のひらを見せて片腕を高く上げる
・急停止 両腕を上げ、手のひらを左右に大きく振る
クレーンの操作が順調に進んで、「そこでストップ」と合図をしたいときは、片腕を上げるだけで大丈夫です。
しかし、急停止させたいときは両腕を上げ、さらに大きく振って「急いで止まるように」と合図をしなければなりません。
▼まとめ
移動式クレーンによる玉掛けは、人の合図で安全に進められていることがわかりました。
もしも玉掛けの作業を見かけることがあれば、近くに合図をしている人がいないか探してみてくださいね。
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