危険物取扱者に種類があることをご存じでしょうか
いくつかの種類に分かれており、扱える危険物も異なります。
そこで今回は、危険物取扱者の種類にはどんなものがあるのかをご紹介します。
▼危険物取扱者の種類
■甲種
甲種の資格があると、全ての危険物を取り扱うことが可能です。
また危険物取扱者としての実務経験が6ヶ月以上あると、「危険物保安監督者」として働くことも可能です。
しかし甲種を受験するためには、大学等で化学に関する学科等を修めるなどの条件があります。
■乙種
乙種の資格は、第1類から6類まであり、それぞれ取り扱える危険物が異なります。
また、できることも甲種に比べると限られています。
たとえば、実務経験を6ヶ月以上積むと危険物保安監督者として働くことができる点は甲種と同じですが、乙種で取得している類のみに限定されます。
なおそれぞれの資格で扱える危険物は、以下のようになっています。
・第1類:塩素酸塩類・無機過酸化物・硝酸塩類・重クロム酸塩類などの酸化性固体
・第2類:硫化りん・マグネシウム・引火性固体などの可燃性固体
・第3類:カリウム・ナトリウムなどの自然発火性物質及び禁水性物質
・第4類:ガソリン・アルコール類・灯油・軽油などの引火性液体
・第5類:有機過酸化物・硝酸エステル類・ニトロ化合物などの自己反応性物質
・第6類:過塩素酸・過酸化水素・ハロゲン間化合物などの酸化性液体
■丙種
丙種は扱える危険物は以下の通りです。
・ガソリン
・灯油
・重油
・軽油
・潤滑油
・引火点130℃以上の第3石油類・第4石油類
・動植物油類
さらに乙種と違い、危険物保安監督者になることはできません。
また、無資格者への立ち合いも認められていません。
▼まとめ
危険物取扱者の資格は3種類に分かれており、それぞれできることや扱える危険物が異なります。
なお乙種と丙種はどなたでも受験できますので、危険物を取り扱う会社への就職や
転職を考えている方は、取得しておくと良いでしょう。
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